男木島散策(その1)からの続きです。
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 男木島灯台から水仙郷、タンク岩、ジイの穴を歩く遊歩道があります。
 約1,800mのこの遊歩道を歩くことにしました。
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 男木島灯台からしばらくは階段による上りが続きます。
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 途中、男木島周遊路という分かれ道があります。この道は島の東側を通る道で、島の西側の港から灯台へ行く道と合わせると島を1周できますが、ここに来るまでに話をした島の人によると、現在整備があまりされておらず通れないということでしたので今回はあきらめました。
 しかし、あとで別の人に聞いたら、1週間前に歩いたが全然問題ないよと言われて、へっ?となったいわくつきの道です。次回島に来た時は島を1周したいと思います。
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 ある程度階段を上って振り返ると瀬戸内海がきれいでした。男木島灯台が樹木の間から見えたので1枚。
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 タンク岩の分岐のところまでは道は整備の行き届いた広い道が続いています。
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 タンク岩の分岐からタンク岩を目指します。
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 こちらは先ほどまでの道と打って変わって細い山道でした。タンク岩のそばは岩がくずれ、不安定な小さな岩が多い少々難易度の高い斜面です。
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 多分、これがタンク岩。見る位置が悪いのかもしれませんが全然戦車(タンク)に見えません。また、足場が非常に悪く危険なため、岩の反対側へ回り込むのはあきらめました。
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 割れた断面が比較的新しい岩が多く見られたので、頻繁に崩れているように思います。タンク岩はあまりお勧めできませんね。
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 タンク岩の分岐に戻り、先に行くと今度はジイの穴・展望所の分岐に着きました。
 ジイの穴・展望所への道は比較的整備されているので安心して歩けます。
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 展望所には休憩できる四阿があります。
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 これがジイの穴。「ジイ」の意味を何人かの島の人に聞きましたが誰も知りませんでした。昔からジイの穴と言われているから、ということだそうです。
 ジイの穴は桃太郎伝説の鬼が最後に逃げ込んだ穴と伝えられているそうです。
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 ジイの穴の様子。後で島の人に「穴の中に入ったか?」と聞かれましたが、ガイドマップには崩落の危険があるから立ち入り禁止と書かれていましたので入ってないですよ、と答えたら苦笑いされました。入ってよかったのかな?
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 ジイの穴から展望所に戻って少し休憩。展望所からの見晴らしは最高です。
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 ジイの穴・展望所の分岐から、港から灯台へ行く道までは一部かなり急な下り坂でした。
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 しばらく行くと道が細くなり、一部崩れているところもありました。
 単純に崩れているだけではなくて、イノシシが掘ったような穴もあちこちに見られました。島の人からも山に入るならイノシシに気をつけろと言われていましたので、なるほどと思った次第。
 数年前にイノシシが男木島に泳いで渡ってきてから急激に数を増やしていて、時々集落の方にも出てくるそうです。
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 途中ため池を見つけました。今は使われていないようです。この近くでウリ坊と遭遇し、このあと灯台へ行く舗装路に出るまで、親イノシシが出てこないかヒヤヒヤしながら歩きました。
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 港から男木島灯台へ行く舗装路の途中に「じょうこカフェ」という看板があります。灯台に行く時に見つけて、帰りに寄ろうと思っていたところです。
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 入口を入っていくと手作り感あふれる小屋が…
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 中はこんな感じ。
 カフェには誰もおらず、御用の方はこちらに電話してくださいと携帯電話の番号が書かれていましたので、電話をするとご主人がやってきました。
 カフェの周りは自然農法による畑で、普段はそこで作業をしているそうです。
 もともと島の人で、島外で仕事をしていましたが、早期退職して島に戻り、現在畑やカフェをしているとのこと。カフェの小屋もやはり自分で造られたそうです。
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 カマキリも来店していました。
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 ご主人一押しのアケビのシャーベット。素朴な甘さが絶妙。
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 じょうこカフェに長居して、すっかり日も傾いていました。夕陽を見るために急いて街に戻りました。
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 屋内のアート作品もすでに閉館。
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 男木港の夕陽。間に合った!
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 交流館
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 フェリー
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 宿泊したのは漁師民宿さくら。
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 夕食は漁師のご主人が捕った魚。
 タイ、イカ、カワハギ、サザエ、その他。すべて教えてもらったのですが覚えきれませんでした。メモしておけばよかったです。
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 網戸越しにネコに見守られながら島の幸を堪能。
 男木島の1日目はこうして過ぎていきました。

  2日目は男木島散策(その3)に続きます。

<関連>
 男木島散策(その1)
 男木島散策(その3)
 男木島散策(ネコ編)